貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~

「私が着てがっかりされないといいんだけど……」

「大丈夫です!」

 ひとりが力強く言うと、残りのメイドたちもそうだそうだと同意を示した。

 息を呑むようなドレスに俄然やる気が出たのか、メイドたちは張り切ってナディアを着飾り始める。

 肌が白く見えるよう粉をはたき、爪の先まで磨き上げた。

 五人とも大はしゃぎだったが、髪に金粉を散らすかどうかという話で揉めてしまう。

「ナディア様の髪は自然のままのほうがきれいだと思う!」

「でもちょっと散らしたほうがもっときれいよ。きらきらさせないと!」

「すぐそうやってなんでもきらきらにしようとする!」