貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~

 午前中に祭を楽しんだメイドたちが戻ってくると、もうドレスを着せられる。

 光沢のある深い青の絹で作られたドレスは、ナディアの宝物となったピアスと近い色をしていた。

 職人が時間をかけて作り上げた最高傑作で、この場が初のお披露目になる。

 メイドたちは広げられたドレスを見て感嘆の息を漏らした。もちろんナディアもだ。

「こんなに美しいドレスなんて初めて見ました!」

「きっとナディア様にお似合いです!」

「このお色なら真珠を用意してもよかったですね。首回りを飾ったらきっときれいですよ!」

 メイドたちが口々に言うものだから、ナディアは苦笑するしかない。