ナディアがベリーの香りがする茶を口もとに運ぶ。
「まず、あなたは正式に我が国の客人としてもてなすことになりました」
「そう……。客ということは、いつかは国に帰すという認識で合っているかしら」
「陛下はそのつもりですが、私としてはなるべく長い時間をここで過ごしていただければと思っておりますよ」
自分の皿へケーキを取り分けていたナディアの手が止まった。
「それはどうして? 人間などいないほうが平和ではない?」
「永遠に人間とかかわらないよう過ごすのならば、それもよいでしょうね。ですが、それだけではいずれ破滅します」
エセルは用意されたデザートに手をつけない。
「まず、あなたは正式に我が国の客人としてもてなすことになりました」
「そう……。客ということは、いつかは国に帰すという認識で合っているかしら」
「陛下はそのつもりですが、私としてはなるべく長い時間をここで過ごしていただければと思っておりますよ」
自分の皿へケーキを取り分けていたナディアの手が止まった。
「それはどうして? 人間などいないほうが平和ではない?」
「永遠に人間とかかわらないよう過ごすのならば、それもよいでしょうね。ですが、それだけではいずれ破滅します」
エセルは用意されたデザートに手をつけない。

