貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~

「言われるがままだな。本当にそれでいいのか?」

「構いません。ここで生きていくにはあなたの命令が絶対でしょう。死ねと言われるのは困りますが、構うなという程度でしたら拒む理由がありません」

「ならば、いいが」

 言う通りにしているというのに、ゲルハルトは納得していない様子だった。

 そのまま立ち去るかと思いきや、再び口を開く。

「不本意だがおまえはエスタレイクの正式な客人となった。へりくだった話し方をする必要はない」

「そうはいきません。客人だからこそ礼節を」

「以前のように話せ。気味が悪い」