呑気すぎるお父さんのメッセージに怒りのスタンプを返し、これから上手くやっていけるかなぁ…と不安が胸に押し寄せたタイミングで…グゥ、と私のお腹が鳴った。そういえば、今日のお昼は軽食で済ませたままだ。

この学校って食堂はあるけど夜って営業してないはずだし、ご飯ってどうしてるんだろう？…自炊？


私は一通り荷物を整理した後、この学校の事を誰かに教えてもらおうと思ってもう一度ロビーに行くと、桐葉くんと飛鳥馬くんがソファーに座っていた。


机の上には教科書とノート、

どうやら勉強会の真っ最中らしい。



『あの… みんなってご飯いつもどうしてるの？』



勉強中かな…と思い少し遠慮がちに声をかけると



「あー、食事は基本秋斗が作ってくれるんだが…あいつ最近ほぼ帰ってこないからいない時は残りのメンバーで順番に回してる」



桐葉くんが呆れたようにそう答えた

秋斗…まだ会ってない人がいるのか



「順番で行くと凪が今日担当？」

「………秋斗そろそろ帰ってこいよ」

「またカレー？？」

「カレーだな」