「叶兎、胡桃のメイド服とか見たくないの?」

『ちょ、春流くん?!何言って……』


いきなり何を言い出すかと思えば、何で私がメイド服着る前提なの…

さっきまでそっぽ向いてた叶兎くんが春流くんの言葉を聞いて振り向いた。

そして私の方をじーっと見た。

え?何この間


「……アリかも」


ちょっとちょっと、
アリかもじゃないよ叶兎くん


「じゃあついでに猫耳としっぽも付けちゃう!」
「うわ、絶対似合うよそれ」


心音ちゃんが、これならいける!!
と確信したかのように追い討ちをかけると、
隣にいた瑠奈ちゃんまで参戦してきた。

転校してきて最初に出来た友達の心音ちゃんと瑠奈ちゃんには叶兎くんと付き合う事になった事は報告したからすぐそういう思考回路に…


「アリ。賛成」