「胡桃ちゃんは叶兎の事好きなの?」

『ーゴホッ…!!』


ちょ、流風くんさっきからストレートすぎません?!


危うく飲もうとしたお茶を吹き出しそうになった

コップを一旦机に置いて、

一旦落ち着こう。うん。


「好きなんだ?」


………う、これは

私が答えるまで話題変える気無いな…

流風くんがじっと私を見た

叶兎くんのことは…好きか嫌いかで言ったら、


…………好き、だけど…


『…わかんない。私、好きとか、恋とかしたことなくて。それに、叶兎くんが私を特別視するのは血が目当てだと思うし…』


血だけを目当てに関わってる訳じゃない、って、好きだよって、そう言ってくれたけど……私のこと好きになる要素なくない?やっぱり血のためなんじゃって思っちゃう