(レオン先生と出会った頃は、全くこんな気持ちにならなかったのに……)
顔中に熱が集まっていく。イザベラは何度も深呼吸を繰り返し、少し震える手で拳を作り、ドアを何とかノックすることができた。
「はい,どうぞ」
柔らかな物腰のレオンの声が聞こえ、イザベラは強く胸元を掴みながら「失礼します」と言う。ゆっくりとドアを開けると、レオンは椅子に座って読書をしていた。それは、少し前にイザベラが図書室で借りたものである。
「先生、その本は……」
イザベラが声をかけると、レオンは「ああ、これ」と優しく微笑みながら本に栞を挟む。白く長い指が背表紙を撫で、イザベラの心がギュッと締め付けられる。
「これ、イザベラが前に読んでいたでしょ?面白そうだなって思って。読んでみたら、ページをめくる手が止められないほど面白いね」
「はい……!とても面白くて、先生に読んでもらいたいなって思っていて……」
自分の読んでいる本を知っている、それがとても嬉しくイザベラの口角は自然と上がり、本のよかったことなどを話していく。
顔中に熱が集まっていく。イザベラは何度も深呼吸を繰り返し、少し震える手で拳を作り、ドアを何とかノックすることができた。
「はい,どうぞ」
柔らかな物腰のレオンの声が聞こえ、イザベラは強く胸元を掴みながら「失礼します」と言う。ゆっくりとドアを開けると、レオンは椅子に座って読書をしていた。それは、少し前にイザベラが図書室で借りたものである。
「先生、その本は……」
イザベラが声をかけると、レオンは「ああ、これ」と優しく微笑みながら本に栞を挟む。白く長い指が背表紙を撫で、イザベラの心がギュッと締め付けられる。
「これ、イザベラが前に読んでいたでしょ?面白そうだなって思って。読んでみたら、ページをめくる手が止められないほど面白いね」
「はい……!とても面白くて、先生に読んでもらいたいなって思っていて……」
自分の読んでいる本を知っている、それがとても嬉しくイザベラの口角は自然と上がり、本のよかったことなどを話していく。



