ひとりぼっちの僕

ラジオが終わると僕は缶ビールを冷蔵庫から取り出した。

tofuは一体何を贈ってくれるのだろう?


翌朝の9時に出社し午前中のうちに営業先へ年末の挨拶回りを終わらせた。

午後からは今年残っていた資料の作成や年末年始の各メーカーの営業日を元に年始のスケジュールを作成した。

夕方には全て終わらせた。

今年の仕事もこれで終わりだ。

飲みに行かないかと誘われたが、そんな気分でもなかったので用事があるからと断った。

体を動かしたかったので近くのプールに行った。

クロールをひたすら繰り返した。

この時期は人も少なかった。

一時間ほど泳いでプールからあがった。

誰かが僕の名前を呼んだ。

振り向くと大学時代の友人だった。

彼も泳ぎに来ていたようで明日から休みとのことだった。

二人で近くの居酒屋に行った。

お互いの仕事の話や彼が来年結婚するということなどを聞いた。

招待されたので行くと返答した。

彼とは仲が良かった。

二人で飲みに行くことは多かったし、釣りやキャンプにも行った。

僕らは今年大学を卒業してから一度も連絡をとっていなかった。


彼と別れた後、昔アルバイトをしていたバーに行った。

カップルが何組かいたが、男一人は僕だけだった。

マスターは僕に気づくとカウンターに案内した。

久しぶりだね、マスターとは2年近く会っていなかった。

キッチンから昔お世話になった女性が出てきて僕が来たことを喜んでくれた。

「久しぶりじゃない?どうして遊びに来てくれなかったのよ。心配してたのよ?ご飯はしっかり食べてるの?」

ご飯はしっかり食べてるの?

僕はよくこの質問をされる。

それだけ僕がまだまだ未熟だということだ。

マスターはビールとナッツを出した。

マスターは客のカクテルを作り彼女は厨房で料理を作っていた。