黒い龍は小さな華を溺愛する。



「でもっこんなところ誰かに見られたら……」


「別にいいだろ。っつーかもう黙って」


常盤くんが顔を傾け唇を重ねてきた。


それと同時に私ももうどうにでもなれ精神で目を瞑った。


何度も繰り返されるキスに終わりはなくて。


「と……」


「まだダメ」


「えっ!?」


離れようとしても顔を掴まれて離してはくれない。


お酒の味がする……。


深くなっていくにつれて、お酒を飲んでいないのに私まで酔ってしまったような感覚に陥る。


クラクラする私に気付いてくれたのかようやく唇を離してくれた。



「ほんとは紹介したくなかったんだよね……あんた可愛いから」



「常盤くん、すごい酔ってない?」



「もう醒めたって」



こんなにしゃべる常盤くんは初めてで。


だから絶対酔ってると思うんだけど。