9月には体育祭があって。 私と同じクラスの男子に 「俺たちのクラス選ばない方がいいですよ。リレー遅いんで。」 そう言うなり、私の方を見てきた。 私はそんなの知らないよ。なんて思った。 まだ、この時は。やたら見てくるなーとしか思ってなかった。 ただ、おかしなことに。 彼が発した言葉一語一句忘れたくない。 その視線も、行動も全て忘れたくない。という感情だけはあった。 それから、夏休みになったのはすぐだった。 夏休み初日は夏季大会で、2日後からは駅伝練習が始まる。 毎年のことだ。