それから、朝よりは落ち着いたようだけれどまだ不機嫌の継続しているらしいリンちゃんこと雨林さんも、咲くんと一緒に作業部屋へと戻ってきた。

咲くんはふわりと笑ってこちらに手を振ると、オレンジ頭のいおりさん(だっけ?)が眠っているであろう、ベッドのある部屋へと入って行った。

あのいおりさんとやらのしている作業も何かと気になるところである。



「作業」

「はい!!」

「うぃ」

「え?あ、はい!!」



雨林さんの指示に、うぃとユルい声で返事をしたのは未夜くん。

ソレ怒られない?と思ってひやひやしたけれど、口出されることもなく。

私たちは午後の作業を再開するのだった。