黒曜の戦場



そう不安になるのって本来女子側なんじゃないでしょうか!!!

女々しく少ししょげたと思ったらふいにスマホを取り出し電話をかけ始めたいおくんに、琥珀は席を立つ。

絶対みっちょんにかけてるでしょ!!!!



もうテンプレートの使い方やパースの指導をしてもらった後だった琥珀は、いつもアシスタントに使っている部屋へと移動した。

琥珀となかよしこよしだったみっちょんがいおくんとまとまって嬉しい反面、寂しくて二人のイチャイチャなんて聞いてられないよっ!!ぐすん!!



「あ、琥珀おかえり」



作業部屋でそう迎えてくれたのは、ソファでゲームをしている未夜くんだった。



「聞いてよ未夜くん、いおくんがすごい惚気けてくる」

「あぁ、あの二人まとまったの?」

「そうみたい……」



ぐすん、琥珀の胸はぽっかり穴が空いてしまったように寂しい。

二人が付き合うまでは応援していたのに、いざとなるとこんなに寂しいものなのか。

みっちょんは変わらず友達でいてくれるのに、不思議だな。

置いていかれたような気持ちになってしまう。



「寂しいの?琥珀」