頭を抱えてベッドの上で項垂れているいおくんに、未夜くんは大きなため息を吐いていた。
そして琥珀の頭を優しくポンポンと撫でてくれる。
琥珀はむふふと機嫌が直ってゆく。
「俺がどれだけアイツの家に行く日を待ってるかわかるか?……あ、そうだ」
そう呟いたいおくんがその直後、ハッとして背筋を伸ばした。
「琥珀お前ミツハのこと呼んどけ。今度打ち上げすんぞ」
「あ、そっか。そういえばまだ今回の打ち上げしてなかったから」
原稿を手伝ってくれたみっちょんも一緒に打ち上げ参加できるんだ!
みっちょんと一緒に打ち上げ!わくわく!!
「ミツハァ……昔はすげぇ一緒に遊んでたくせに最近さらにすげぇツンツンになってよぅ……なんだよ可愛いなコノヤロウ……」
「まだ酔ってるの?」
ツンツンになったみっちょんでも大好きらしいいおくん、強いな。
これくらい一途だとみっちょんが羨ましいよ。
「んだよどうせまだ俺のこと嫌ってなんかいないんだろ……さっさと俺のとこに来いよ……」
「告白してみては?」



