これは、この状況は、いったいなんなんだろう。

この関係は一体、なんなんだろう。



琥珀は大混乱の中、微笑みを向けてくる咲くんを。

やっぱり、拒否できなかった。















「みっちょんごめんなさいっ!!」



教室に戻ると、まずすぐみっちょんの席へと向かった。

みっちょんはバツの悪そうな顔をして、「私こそ、無神経なこと言ってごめん」と謝り返してくれた。

そんなみっちょんに琥珀は全身で愛をこめてむぎゅーーーっと抱きついたのだ。



「それより琥珀、いおから変なメッセージ来てたんだけど、何かわかる?」

「え?」



みっちょんに見せられたスマホの画面を見ると、そこには。



『アイツの相談乗ってやったの俺な』



そんな自己主張の強いメッセージを受け取っていた。



「……自己主張強っ」

「なに、アンタいおの所行ってたの?」

「保健室に行ったらいおくんいたから、ちょっとお話して……」



それからあれよあれよと咲くんに告白されたことまで、こしょこしょ話で説明した。



「……は?」

「……うん?」

「アイツ本人呼び出したの?」