そう言ってみっちょんは自分の席に戻って行った。



黒曜のみんな、どうしたのかな?

みっちょん怖くなっちゃったのかなぁ?

不良さん達のが怖い気もするけれど……。(見た目は)



……それから実は、琥珀もあの日から、咲くんと目を合わせられていない。

お迎えの車に乗っても端っこに座り、黒曜に着けば足が勝手に走り出し、修行中(ペンテク&トーン削りレッスン)は、咲くんに会うこともなく一日が終わる。



気まずっ!!!!!!

琥珀、過去一気まずいカンケイの人ができてしまっていて、大混乱しています!!!



だっ!て!な、な、なっ……!!!

なめっ…………!!?!?



今でもあの時のことを考えると、琥珀の思考はどっかに飛んで行ってしまう。

ぴゅーんって。

それくらいに未知の体験で、今でも何が起きたのかよく解っていなくて、もはや夢だったんじゃないか?と考え始めています。



そうして授業中もあのことがぐるぐる、今もぐるぐるぐるんと頭の中を回っているのです。



次の授業の準備をしようとすると、ふと机の中に入っている小さな紙に気付く。