「アンタ何遊んでんのよ」
いつの間にか開けられた扉の向こう側から光が差し込み、夜目も効いていた私は目潰しをされていた。
目が!!目がぁぁぁ!!!
しかしこの声はみっちょん様の声……!!!
「後光が!!隠しきれない神々しさが……!!!」
「まだ寝てんのアンタ?」
「眩しいのよっ!!!」
うっすらと目を開いている時、パチッという音と共に部屋の明かりが点けられた。
容赦のない眩しさ!!!
「オハヨウ。起きて早々に悪いけど、帰るわよ」
「あ、はい」
「琥珀ったら気付いたらちょろちょろと動き回って、気付いたら酒飲まされて、まったく」
「あれはお酒だなんて気付かないよ……ちょっとしか飲んでないし」
「アンタがアルコールにクッソ弱いことだけは判明したわ」
「えへへ」
ゆるりと立ち上がれば、しっかりと足が地についている感じがして、酔いは抜けたのだと知る。
顔ももう熱くないし、たぶん大丈夫。
「行くわよ。私この部屋に入れないんだから、ちゃんと立ってこっちに来なさい」
「この部屋に入れない……?」
そうだ、そもそもこの部屋は一体何の部屋なんだろう?
今まで見たことがない部屋だ。



