でも、咲くんもいおりさんも、そして雨林さんも、そんな私が気にしすぎないようにって声をかけてくれていた。

この黒曜という組織の為だと、理由もくれた。

自由にしていいと、それを咲くんも許してくれると。



「はい!女神さん!!」



みっちょんに接している時のように砕けていても大丈夫だと。

むしろ上にいるなら、堂々としないといけない。



いい笑顔を返してくれる青髪くんに、ギュッと握りしめていたマフラーを返す。



「この前はありがとう。助かったよ」

「うす!またいつでも頼りに来てください、大歓迎っすから!」



いおりさんがあの鼻血の時になぜ青ちんを呼んでくれたのかはわからない。

偶然なのか、意味があったことなのか。



けれど私は、そのおかげで彼とちょっぴりだけ仲良くなれた。

こんな風に、ちょっとずつちょっとずつ、黒曜の仲間と仲良くなって行ければいいな。

そう感じた、打ち上げ会となった。