だって隠していても好きな気持ちはとめられないんだもん。
それを分かってくれる凛子と智には感謝しているし、大好きな人達。
もちろん智と一緒にイベントに行くこともある。
「そうだ、季澄。明日って空いてる?」
「明日?何かあるの?」
「知り合いにランチのチケットをもらったから、一緒に行かないかなと思って」
「行きたい...、けど」
「けど?」
──待って。
明日って確か25日だったよね。
いつもそれほど予定のない私はOKを出そうかと思ったけど、ブレーキがかかった。
すっかり忘れてたけど、明日に限って予定があるんだった....。
いつも土日は暇しているのに。



