【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




「まもなく××行きの電車が発車いたします。危険ですので、無理なご乗車はおやめください」



いつもと同じアナウンスを聞きながら電車に揺られる。



相変わらずの満員電車で今にも人混みが倒れてきそう。



私は運よく座れているからいいけど、立っている人は大変そう。



どうしてもこの電車は中心地へと向かうものだから、乗車率が高くなる。



もうすぐで大きな駅に着くからそこでたくさん降りるから今よりは空くと思うんだけど。



なんてことを考えながら、満員電車の景色を見ていた。



いつもは寝ている時間だからこんなにまじまじと感じたことなかった。



今日は昨日のせいなのか目が冴えていて、全然眠たくない。