【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




真由子からの既読がつく前に、2つ目の文に目を通す。



「.....えっ!?」



あまりに衝撃的なことが書かれていたので、思わず声をあげてしまった。



.......ここが教室で今、授業中であるということも忘れて。



「...............」



授業中にいきなり私が声をあげたことで静まり返った教室。



クラスメイトの視線を一身に受けていることが嫌でも分かる。



私....とんでもないことをやってしまった。



「どうしたんですか、下平さん?いきなり大きな声をあげて....」



先生もびっくりしたような感じで問いかけてきた。



「...え、いや...あの....」



嫌な汗が背中をつたう。