【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




凛子は結構グルメ通だから、辛口なことも多いけど今回はとてもよかったらしい。



「智は何を頼んだの?」



「僕はナポリタンだよ!こっちもめちゃくちゃおいしくて最高だったよ」



「とってもおいしかったんだね」



普段はあんまり外食はしないけど、だからこそ食べに行くとおいしく感じるんだよね。



「すごくいいお店だったわ。また季澄も一緒に行きましょ!」



「ありがとう、凛子」



休日に一緒に過ごすのは凛子と智くらいだからね。



「で、季澄の方はどうだったの?」



「何が?」



いきなり私に話をふられて、思い当たる節がなく?マークを浮かべてしまった。



「何が?じゃないわよ。プチ同窓会やったんでしょ?」