【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




彼女さんがいる人にこんなことを頼むことは許されない。



だって自分の知らない間に彼氏が知らない女子とツーショット写真撮ってたら嫌だもんね。



よく考えたら、こんなイケメンに彼女がいないわけなくないか?



「彼女がいないから心配しなくていいよ。それに俺に断られたら、もう頼る宛がないんじゃないの?」



図星をつかれた....!



確かに私の頼みの綱は目の前の彼しかいない。



「おっしゃる通りです....。協力していただいてもいいですか?」



彼とツーショットを撮って真由子を納得させるしかない。



これ以上見知らぬ人を私の事情に巻き込んじゃいけない。



まぁ自ら巻き込んだ私が言えることじゃないんだけど....。