【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




今日の呼び出しが別れの話であることは分かっていたよ。



だけど、直接言われると結構辛いな。



「.....うん」



だけど、受け入れるって決めたから嫌だなんて言わない。



賢い蒼都くんがたくさん考えて、決断した最良の選択が別れるということ。



きっと私のことを想ってくれて決めたことなんだよね。



「俺に失望した?最低な男だって」



「するわけないよ。蒼都くんは世界中の誰よりカッコいい」



私の初めての彼氏はイケメンで優しくて王子様のようなハイスペックで誰よりカッコいい人。



「その言葉を今の俺は受け取る権利がないな.....」



「そんなことない。私は、蒼都くんのこと世界で1番カッコいいと思ってるよ」