なるべくわかりやすいようにさっきの出来事を彼に話した。
「なるほど。そのために僕とツーショットを撮りたいってことだね」
目の前の彼は私のさっきの説明で納得してくれたらしい。
「意味不明なことを頼んでることも分かってる。無理にとは言えないから本当にあなたがよかったら....」
いきなりこんなことを頼まれて混乱してるのは、目の前の彼だ。
そして彼を混乱させているのは、間違いなく私。
「...いいよ」
「全然無理しなくても....っていいの!?」
目の前の彼はなんとあっさり了承してくれた。
絶対に断られると思ってたのに....。
「うん。全然いいよ」
「本当に?無理してない?もし彼女とかいるなら全然無理しないでいいよ」



