【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




なるべくわかりやすいようにさっきの出来事を彼に話した。



「なるほど。そのために僕とツーショットを撮りたいってことだね」



目の前の彼は私のさっきの説明で納得してくれたらしい。



「意味不明なことを頼んでることも分かってる。無理にとは言えないから本当にあなたがよかったら....」



いきなりこんなことを頼まれて混乱してるのは、目の前の彼だ。



そして彼を混乱させているのは、間違いなく私。



「...いいよ」



「全然無理しなくても....っていいの!?」



目の前の彼はなんとあっさり了承してくれた。



絶対に断られると思ってたのに....。



「うん。全然いいよ」



「本当に?無理してない?もし彼女とかいるなら全然無理しないでいいよ」