「下平季澄さん、あなたに話があり会いにきましたの。これからお時間いただけるかしら?」
「.....はい」
聞いているふりして、イエス以外の答えは許されない。
纏っているオーラ全てで圧倒される。
「ご承諾いただき、感謝いたします。ではここでは何ですので場所を移しましょうか」
そう言われていつの間にかとめられていた車に乗せられた。
乗っている車も高級車であることはすぐに分かった。
そのまま車は走り、着いた場所は和食料亭。
ただ外観からしてここも高級であるんだろうなと察した。
大きな池があって鯉は泳いでいるし、大理石も使用されている。
自分の踏み込んだことのない世界にどんどん入り込まされているようで怖い。



