【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




そう思うとあっという間だった気がする。



「それだから困ってるのよ。どうしようかなぁ」



進路については、私からは何も言えないのがもどかしい。



進学は決めてるらしいけど、専門学校か大学かを悩んでいるみたい。



「季澄はもう決まってるんだからいいよね」



そう私は大学進学する予定で行きたい大学も決まってる。



オープンキャンパスに行った時に、ここだと思ったところがあってそこに決めた。



勉強は今より頑張っていかなきゃいけないんだけどね。



それでも行きたいと思ったから頑張ることに決めた。



「凛子のため息、こっちまで聞こえてるよ」



「....智!」



もう帰り支度を済ませた智の姿だった。