【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




「....キスしてもいい?」



静かになった夜の空間で、彼の声はよく聞こえた。



恥ずかしいけど、私も彼とキスしたい、その気持ちの方が勝った。



だけど返事はできなかったから代わりに小さくうなずいた。



「まぁ、無理と言ったとしても我慢できないけど───」



直後、唇に温かい体温が触れた。



彼の持っている熱と私の持っている熱が静かに溶け合っていく。



触れ合っている唇が柔らかいなぁとか、プルプルだなぁとか考える余裕もなく



ただ蒼都くんを感じていた。



私の人生初のファーストキスは観覧車の1番高い場所。



そして相手は生まれて初めてできた完璧なハイスペック彼氏。



大好きな三宅蒼都くん。