【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




あの容姿でいるために、裏では毎日努力しているんだと思う。



蒼都くんの隣にいても何の違和感もないし、むしろお似合い。



絵になるような美男美女。



今までの私なら、こんな光景を見たら逃げ出していたかもしれない。



自分に自信が無くなって弱虫になって逃げだしてた。



だけど、さっき真由子がくれた言葉があるから。



誰に何と言われようと、彼が選んでくれたことを自信に思えと。



いつだって自分を想ってくれる人がかけてくれる言葉は魔法のように私を支えてくれる。



三宅蒼都の恋人は私だから。



おもいっきり息を吸って息を吐く。



しっかりと前を見据えて蒼都くんのもとへ行く。



この暑い日差しがじりじりと私の肌をさすのを感じながら。