「....ツーショット」
「そう。簡単でしょ?撮ったらあたしのLINEに送ってくれればいいから」
「.....わ、分かった」
ここでとめればいいのに、口から出た出まかせだと言えばいいのに。
なぜか強がりが勝ってしまい、了承してしまった。
「じゃあ決定ね。あたし待ってるからよろしくね」
真由子はそれだけ言ってもう違う会話へと移ってしまった。
ポツンと取り残された私は会話に参加することもできない。
頭にはどうしようという不安の気持ちが渦巻いている。
こんなはずじゃなかったのに....。
今の結末に招いてしまったのはもちろん私自身の責任なんだけどさ。



