「名前呼ぶだけで照れるようじゃこの先が思いやられるなぁ」
「こ、この先...!?」
「もう恋人同士になったわけなんだし、色々とするでしょ?」
その言葉と意地悪っぽい蒼都くんの表情に、とどめをさされた。
.....駄目だ。この人には勝てない。
「蒼都くん、なんか楽しそう....」
目が子どもがいたずらするような時と同じワクワクしている目をしている。
「きっと季澄と両想いになれて浮かれてるんだよ」
彼のサラリと言う言葉は全て爆発力をもっていて、くらいすぎて私の体力ゲージは0。
これから蒼都くんとの日々の中で私の心臓とまらないかな....。
そんな幸せなことを思っていた。



