【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




今日、私達の間にあった(仮)がとれました。



あの時にお願いした仮の彼氏は、今日私の想いにこたえてくれて仮じゃない彼氏になりました。



両想いになることがこれほどの幸せを感じるんだと初めて知った。



こんなにも嬉しい気持ちで心が満たされるのだと知った。



初めての感情ばかりで埋め尽くされていく。



「俺さ、実は昔は運命なんて信じてなかったんだ。そんなものくだらないって」



「えっ本当に?」



「本当に。でも、ある時に思ったんだ。人が人生の中で出会う人には限りがある。きっと出会うべくして出会ってる。それを偶然と捉えるより運命と思った方が面白いんじゃないかなってね」



「....三宅くんは本当にすごい考え方をするね」



私では到底思いつかないような考え方をする。



でも、そんな三宅くんの考え方に私は何度も救われた。