自分でしっかり恋心を自覚したのは彼が初めてだったと思う。
彼はいつも明るくて元気でクラスの中心にいるような人物だった。
「そんな彼の明るさに私は惹かれていたんだと思う」
そんな彼に比べて私は地味だった。
だからこそ自分とは正反対の要素を持っていた彼を好きになったんだと今では思う。
彼はクラスの中心的人物でも、ずっと同じクラスだった私と仲良くしてくれてた。
そんな時間が私にとって新鮮だったんだ。
クラスの中心にいる人達はキラキラと輝いていて、私もああなりたいと思ってしまった。
「中学生の私はオタクであることをオープンにしてた」
アニメや声優さんが好きなのは小学生の頃から変わっていない。



