私は卒業の日に中学の思い出は捨てたの。
一生、思い出さないと決めて卒業アルバムも捨てたし写真も全て捨てた。
心に残っている思い出さえ封印したんだ....。
「どうして、ここに....」
「夏休みだから、友達と遊びにきたんだよ。普通だろ?」
こんな奴、振り払って逃げたいのにどうして体が動かないの。
なんでこんなにも震えているの。
さっきまでの幸せだった想いは一瞬で消え去り、今は嫌な気持ちが全身を支配してる。
「...下平さん?」
そんな嫌な空間の中でも、凛として聞こえる声。
真っ暗な中でも私を照らしてくれる白い光。
ちょうどお手洗いから帰ってきた三宅くんがやってきた。
これが修羅場というものなの?



