【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




繋がれた手に熱がこもるのを感じて、私達は歩き出した。



外に出ると暑い日差しが照りつける。



夏真っ盛りで太陽がギラギラと輝き、セミが鳴き、ぬるい風が吹き抜ける。



日差しに照りつけられている体よりも、繋がれている手の方が熱い。



汗かいてないかなとか、ベタベタしてないかなとか色んなことを考えてしまう。



ただ前だけを見て三宅くんは歩いていく。



私は行き先がどこかは知らないから、彼についていくしかない。



それでも引っ張られる感じは一切ない。



きっと足が長い彼は私より歩く速度は早いはず。



歩くスピードが遅い私に合わせて、急かさないようにしてくれてる。



彼は何も言わないけど、私には分かるよ。