【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




「...下平さん」



下を向いて考え込んでいた時に、聞きなれた声が私の名前を呼んだ。



バッと顔を上げるとそこには三宅くんが立っていた。



「..........!!」



返事をしようとした声は喉元でつっかえて出てこなくなってしまった。



だって、だって.....。



目の前に立っている三宅くんがカッコよすぎるんだもん。



着ている服は無地のものでシンプルだけど、スタイルの良さがシンプルなおかげで際立っている。



これが着こなしているということなのだろう。



思わずモデルさんですか?と声をかけてしまいそうになるくらいの着こなしとスタイルの良さ。



初めて私服の三宅くんを見たけど、破壊力は想像以上だった。