【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




熊鷹高校は夏休みにも定期的な登校がある上に、課題の量がえぐいらしい。



私達の学校もまぁまぁ多いけど、そんなの比じゃないとのこと。



なのでそんな量の課題をこなしている三宅くんの時間を奪うことが申し訳ないから私からは誘えない。



だから理由があるとはいえ、三宅くんから誘ってくれたことは嬉しかった。



何と言われようと三宅くんとの初デートだから。



だからこそ、今日着ていく服に頭を悩ませているのだ。



昨日いくつかに絞ったけど、その中から決めきれずに色んな服を合わせる1人ファッションショー状態になっている。



だってあんなイケメンのカッコいい人の隣に立つのに、中途半端な恰好はできない。