【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




私はベンチに座って見学させてもらう。



日差しを遮ることができても、気温が高いから暑いことには変わりない。



今日は本当に真夏のようなカラッとした暑さ。



ただ座っているだけなのに汗がたれてくる。



タオルを持ってきていてよかったと今思った。



無地のタオルを首にかけて、今から始まる試合を観戦する。



絶対に負けないぞと意気込む男子と暑いからだるそうな女子。



私のクラスは結構、運動神経良い人が多いから、白熱した試合になると思う。



今はだるそうにしてる女子も試合が始まれば本気を出すはず。



試合開始の笛が鳴り、試合が始まった。



ピッチャーの人が投げて1番手が打った。



だけど打ち上げてしまい、ショートの人がとりアウトに。