【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




再び車内には静かな空気が流れる。



だけど、それが不思議と私には気まずくなかった。



この静かだけど温かい空気が私を落ち着かせてくれる。



「三宅くん、眠たくないの?」



「眠たくないよ。どうして?」



「だって朝早すぎる時間でしょ?私が学校から遠いせいで、こんな早い時間になってしまうし」



普通の学生ならまだ寝ていてもおかしくない。



私は普段から早く起きてるから、全然平気だけど。



「俺もこう見えて早く起きてるから大丈夫だよ。やることがたくさんあるからね」



三宅くんは規則正しい生活をしているんだろうなということは思ってた。



じゃなきゃこんな綺麗な肌をしているわけない。



下手したら女子の子達が落ち込んでしまうくらいきめ細やかなつるつるのお肌。