確かに私自身も通学は難しいと思っていたけれど。
それでも自分で通学する手段を模索していたところだった。
それなのに、易々と俺が送っていくよと言ってしまう三宅くん。
「でも、毎朝三宅くんの家の車に送ってもらうなんてさすがに悪いよ」
私だって恐縮してしまうし、お家の方も迷惑でしょ?
見ず知らずの人が無茶して怪我したからって毎朝送るの。
私が勝手に無茶したせいで、怪我したのにわざわざ他のお家の方に送ってもらうなんて...。
私、めちゃくちゃ迷惑な人じゃない?
それに私と三宅くんが同じ学校だったならまだしも、違う学校なわけだし。
「専用の運転手だから遠慮する必要はないし、それに....」



