【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛




先生についていき、診察室に入った。



体が全身痛かったので、診察してもらう時もなかなか苦労した。



今になって1番の痛みがやってくる。



さっきまでは気を張ってたし、アドレナリンが出ていたのかもしれない。



結果が出るまで少しでも楽になる体制で待たせてもらう。



「.....痛い?」



診察が終わり部屋に入ってきた三宅くんが問いかけた。



「...まぁ」



この痛さで嘘をつくわけにはいかなかったけど、認めたくなかったから曖昧な返事になってしまった。



だけど三宅くんにはバレているんだろうなという思いもある。



きっと私の曖昧な返事の真意なんて見抜かれている。



私の曖昧な返事の後に、三宅くんは言葉を発さなかった。