いわゆるお姫様抱っこってものでは....?
「あ、あの...おろしていただいても....」
こんな格好で人がたくさんいる中を歩くなんて、絶対に無理!
恥ずかしすぎて死ねる....。
「だーめ。急いだほうがいいんだから、行くよ」
私の必死な願いはあっさりと却下された。
「えっ、ちょっと....!」
私の言葉を無視して、三宅くんはすたすたと歩き始めてしまった。
駅構内にはまだたくさんの人がいて、注目を浴びているのが嫌でも分かる。
恥ずかしすぎて周りを見ることもできないけど、視線が集まっていることは分かってしまう。
私がお姫様抱っこをされていることはもちろんだけど
イケメンすぎる三宅くんが颯爽と歩いていることも理由の1つだと思う。



