「そこで若い男の人が、酔っ払ったおっさんを掴まえて、新聞渡してるの見たからさー」
「その姿を追って、僕がスッてきた」
成程。そういう連携プレー。
お前らはまず、その無駄な才能を、他に活かすことを考えるべきだな。
今回は無事だったから良かったようなものの。
「あのな、お前ら…。確かに新聞の原本を入手出来たのは、非常に助かるが」
それは、それだけは認めるが。
「だからって、勝手に深夜に外に出るんじゃない。何度も言ってるだろ」
「えー…」
「僕達、夜の方が動きやすいのに」
知ってるよ。
夜行性だからな。
「子供は寝ろ。つーかそもそも、大人の話を盗み聞きするんじゃない。お前達には関係ないことなんだからな」
「羽久って、薄情だね」
うるせぇ令月。
お前らは、確かにここにいる大人達に負けず劣らずの実力を持っているが。
でも、お前達が首を突っ込んで良いのは、精々『アメノミコト』絡みの事件だけだ。
それ以外のことは、全部大人に任せておけば良いんだよ。
そして、お前達は学生生活を謳歌してろ。
あと、夜はちゃんと寝ろ。
寝る時間にちゃんと寝ないから、二人して小柄なんだよ。
それから。
「お前達は、この新聞、もう読んだのか?」
「いや?読もうとしたけど、行書体じゃないから読みにくくて」
むしろ行書体の方が難しそうと思うのは、俺だけ?
「それに、インクが滲んでて余計読みにくいから、帰ってから読もうと思って」
成程、分かった。
お前達には絶対読まさない。
これは、子供ではなく、大人が背負う問題なんだから。
「分かった。後のことは良いから、もう教室に戻れ。その前に学生寮に帰って、その黒光りする服を着替えてこい」
「えー、つまんない」
「黒光りだって、『八千歳』」
「なんかゴキブリみたいで、格好良いよね〜」
「うん」
格好良いのかよ。
どうなってんの、お前らの価値観。
「良いか、もう勝手に天井裏に潜むんじゃないぞ!ネズミ捕り置いといてやるからな」
「はいはい、分かった分かったって〜」
何だこの野郎。教師に対して、その生意気な態度は。
…ともあれ。
ぶつくさ文句を言いつつも、元暗殺者組が、学院長室を後にした。
…窓から。
枠に手をかけて、ひょいっと飛び降りるように。
…出ていけとは言ったが。
誰が、窓から出ていけと言ったよ。
着地をミスるような奴らではないが、しかし、着地地点で鉢合わせて、腰を抜かす生徒がいなければ良いのだが。
「その姿を追って、僕がスッてきた」
成程。そういう連携プレー。
お前らはまず、その無駄な才能を、他に活かすことを考えるべきだな。
今回は無事だったから良かったようなものの。
「あのな、お前ら…。確かに新聞の原本を入手出来たのは、非常に助かるが」
それは、それだけは認めるが。
「だからって、勝手に深夜に外に出るんじゃない。何度も言ってるだろ」
「えー…」
「僕達、夜の方が動きやすいのに」
知ってるよ。
夜行性だからな。
「子供は寝ろ。つーかそもそも、大人の話を盗み聞きするんじゃない。お前達には関係ないことなんだからな」
「羽久って、薄情だね」
うるせぇ令月。
お前らは、確かにここにいる大人達に負けず劣らずの実力を持っているが。
でも、お前達が首を突っ込んで良いのは、精々『アメノミコト』絡みの事件だけだ。
それ以外のことは、全部大人に任せておけば良いんだよ。
そして、お前達は学生生活を謳歌してろ。
あと、夜はちゃんと寝ろ。
寝る時間にちゃんと寝ないから、二人して小柄なんだよ。
それから。
「お前達は、この新聞、もう読んだのか?」
「いや?読もうとしたけど、行書体じゃないから読みにくくて」
むしろ行書体の方が難しそうと思うのは、俺だけ?
「それに、インクが滲んでて余計読みにくいから、帰ってから読もうと思って」
成程、分かった。
お前達には絶対読まさない。
これは、子供ではなく、大人が背負う問題なんだから。
「分かった。後のことは良いから、もう教室に戻れ。その前に学生寮に帰って、その黒光りする服を着替えてこい」
「えー、つまんない」
「黒光りだって、『八千歳』」
「なんかゴキブリみたいで、格好良いよね〜」
「うん」
格好良いのかよ。
どうなってんの、お前らの価値観。
「良いか、もう勝手に天井裏に潜むんじゃないぞ!ネズミ捕り置いといてやるからな」
「はいはい、分かった分かったって〜」
何だこの野郎。教師に対して、その生意気な態度は。
…ともあれ。
ぶつくさ文句を言いつつも、元暗殺者組が、学院長室を後にした。
…窓から。
枠に手をかけて、ひょいっと飛び降りるように。
…出ていけとは言ったが。
誰が、窓から出ていけと言ったよ。
着地をミスるような奴らではないが、しかし、着地地点で鉢合わせて、腰を抜かす生徒がいなければ良いのだが。

