「だ、大丈夫羽久!?ほらっ…せめてこれ、ホットチョコレート飲んで。美味しいから」
シルナが、ホットチョコレートの入ったマグカップを渡してくれた。
「あぁ、ありが…」
マグカップを受け取った、その瞬間。
何もしてないのに、マグカップの持ち手が、バキッと音を立てて壊れ。
そのまま、マグカップが俺の膝の上に落下。
同時に、カップに入っていた熱々のホットチョコレートが膝を汚した。
「あっつ!!」
「あわあわあわ。羽久大丈夫!?」
もう、何をしても全く上手く行かない。
どころか、何をしても、不幸しか生まない。
慌てて、シルナと天音が、ホットチョコレートで火傷した膝に、回復魔法をかけてくれた。
申し訳なくて泣きたい。
すると、天音があることに気づいた。
「…!…羽久さん、その頭の瘤…どうしたの?」
おぉ…天音。よく気づいてくれたな。
「あぁ、これな…。今朝、授業の為に教室に行こうとしたら…階段から…椅子が落ちてきて…」
「階段から…椅子…!?」
信じられない事態だと思うだろう?
俺も信じられなかったよ。
でも、実際転げ落ちてきた椅子が、脳天を直撃したら…信じない訳にはいかないだろう?
めちゃくちゃ痛かった。
「そ、そんな不幸なことが…何で羽久さんに…」
「あぁ…うん。それなぁ…」
俺も、この三日間、ずっと考えてるんだけど…。
「とはいえ、エリュティアさんも負けてないですよ」
俺が不幸に見舞われるのを見ながら、ナジュがそう言った。
あぁ、そうだな。
悲しみの青い小人と、契約してからというもの。
不幸の度合いで言うなら、エリュティアも俺と負けてないのだ。
その証拠に。
「…エリュティアさん…その、何でびしょびしょなんですか?」
天音が、恐る恐る尋ねると。
エリュティアは遠い目をして、悲しげに答えた。
「うん…実は、僕の頭上にだけ、ピンポイントで雨雲が発生してて…」
雨に打たれて、びしょ濡れだと。
空、快晴なのにな。
エリュティアの頭上だけに雨雲とか、どんなギャグ漫画だよ。
「しかも…拭こうと思って持ってきたタオルに…いつの間にか穴が空いてて…」
そう言って、エリュティアは巨大な穴の空いた、穴開きタオルを広げて見せてくれた。
これは切ない。
「いっそもう…傘を持って歩こうかと思ってるんだ…」
「…そうか…」
それは…悲しいな。
シルナが、ホットチョコレートの入ったマグカップを渡してくれた。
「あぁ、ありが…」
マグカップを受け取った、その瞬間。
何もしてないのに、マグカップの持ち手が、バキッと音を立てて壊れ。
そのまま、マグカップが俺の膝の上に落下。
同時に、カップに入っていた熱々のホットチョコレートが膝を汚した。
「あっつ!!」
「あわあわあわ。羽久大丈夫!?」
もう、何をしても全く上手く行かない。
どころか、何をしても、不幸しか生まない。
慌てて、シルナと天音が、ホットチョコレートで火傷した膝に、回復魔法をかけてくれた。
申し訳なくて泣きたい。
すると、天音があることに気づいた。
「…!…羽久さん、その頭の瘤…どうしたの?」
おぉ…天音。よく気づいてくれたな。
「あぁ、これな…。今朝、授業の為に教室に行こうとしたら…階段から…椅子が落ちてきて…」
「階段から…椅子…!?」
信じられない事態だと思うだろう?
俺も信じられなかったよ。
でも、実際転げ落ちてきた椅子が、脳天を直撃したら…信じない訳にはいかないだろう?
めちゃくちゃ痛かった。
「そ、そんな不幸なことが…何で羽久さんに…」
「あぁ…うん。それなぁ…」
俺も、この三日間、ずっと考えてるんだけど…。
「とはいえ、エリュティアさんも負けてないですよ」
俺が不幸に見舞われるのを見ながら、ナジュがそう言った。
あぁ、そうだな。
悲しみの青い小人と、契約してからというもの。
不幸の度合いで言うなら、エリュティアも俺と負けてないのだ。
その証拠に。
「…エリュティアさん…その、何でびしょびしょなんですか?」
天音が、恐る恐る尋ねると。
エリュティアは遠い目をして、悲しげに答えた。
「うん…実は、僕の頭上にだけ、ピンポイントで雨雲が発生してて…」
雨に打たれて、びしょ濡れだと。
空、快晴なのにな。
エリュティアの頭上だけに雨雲とか、どんなギャグ漫画だよ。
「しかも…拭こうと思って持ってきたタオルに…いつの間にか穴が空いてて…」
そう言って、エリュティアは巨大な穴の空いた、穴開きタオルを広げて見せてくれた。
これは切ない。
「いっそもう…傘を持って歩こうかと思ってるんだ…」
「…そうか…」
それは…悲しいな。


