今度は、赤い服を着た「怒り」の小人。
そして、対象的に青い服を着た、「悲しみ」の小人が。
それぞれ、空っぽの小瓶を持って現れた。
そろそろ来るだろうと思ってたから、そんなに驚きはしない…つもりだったが。
やはり、いざ目の前に現れると…。
…やっぱりムカつくな。
こいつらは、俺を腹立させる天才だよ。
この時点で、もう既に「怒り」なら充分教えられる気がする。
「ほう、やっと来ましたか…。良いですね、怒りと悲しみ。僕はどっちでも良いですよ」
「う、うん…。契約…望むところだ」
いつ小人が出てきても良いように、棺桶の傍に控えていたナジュと天音が、小人の前に出る。
そして。
「我々がいることも、お忘れなきよう」
「僕と契約しても良いよ」
同じく棺桶の傍に控えていた、聖魔騎士団魔導部隊大隊長の、クュルナもエリュティアも同様だ。
ついでに言うなら、俺もな。
かかってこい。
「ふーん…。君達威勢が良いね〜」
「誰にしようかな?」
怒りと悲しみの小人は、しばし俺達を品定めするように眺めた後。
「よしっ、僕は君にするよ」
「僕は君に決めた!」
まるで、今晩の献立でも決めるかのような軽いノリで。
クュルナとエリュティアの指に、茨の指輪が巻き付けられた。
赤い服の、怒りの小人がクュルナに。
青い服の、悲しみの小人がエリュティアに。
七日後に迫った、死の刻限。
…こいつら…!
「おい、今度は何をさせるつもりだ?」
のっけから、俺は喧嘩腰だった。
怒りを教えろ、悲しみを教えろと言うなら話は早い。
とりあえず、逆さに宙吊りにして振りまくってやる。
そうすれば、怒りも悲しみも感じるだろう。
と、俺はなかなかに過激なことを考えていたが。
「何をすれば良いんですか、私は」
「悲しみって…どう教えたら良いの?」
契約を交わした当人である、クュルナとエリュティアは、意外と冷静であった。
騒いでいるのは俺だけか。
すると。
「君達は、何もしなくて良いんだよ」
「そうそう。ただ、感じてくれれば良いんだ」
「君は、怒りを」
「君は、悲しみを」
「それぞれ感じてくれれば、勝手に瓶はいっぱいになる」
「七日間、ずっとね」
小人共は、交互にこう説明した。
それだけでも充分ムカつくが。
七日間…ずっと、だと?
そして、対象的に青い服を着た、「悲しみ」の小人が。
それぞれ、空っぽの小瓶を持って現れた。
そろそろ来るだろうと思ってたから、そんなに驚きはしない…つもりだったが。
やはり、いざ目の前に現れると…。
…やっぱりムカつくな。
こいつらは、俺を腹立させる天才だよ。
この時点で、もう既に「怒り」なら充分教えられる気がする。
「ほう、やっと来ましたか…。良いですね、怒りと悲しみ。僕はどっちでも良いですよ」
「う、うん…。契約…望むところだ」
いつ小人が出てきても良いように、棺桶の傍に控えていたナジュと天音が、小人の前に出る。
そして。
「我々がいることも、お忘れなきよう」
「僕と契約しても良いよ」
同じく棺桶の傍に控えていた、聖魔騎士団魔導部隊大隊長の、クュルナもエリュティアも同様だ。
ついでに言うなら、俺もな。
かかってこい。
「ふーん…。君達威勢が良いね〜」
「誰にしようかな?」
怒りと悲しみの小人は、しばし俺達を品定めするように眺めた後。
「よしっ、僕は君にするよ」
「僕は君に決めた!」
まるで、今晩の献立でも決めるかのような軽いノリで。
クュルナとエリュティアの指に、茨の指輪が巻き付けられた。
赤い服の、怒りの小人がクュルナに。
青い服の、悲しみの小人がエリュティアに。
七日後に迫った、死の刻限。
…こいつら…!
「おい、今度は何をさせるつもりだ?」
のっけから、俺は喧嘩腰だった。
怒りを教えろ、悲しみを教えろと言うなら話は早い。
とりあえず、逆さに宙吊りにして振りまくってやる。
そうすれば、怒りも悲しみも感じるだろう。
と、俺はなかなかに過激なことを考えていたが。
「何をすれば良いんですか、私は」
「悲しみって…どう教えたら良いの?」
契約を交わした当人である、クュルナとエリュティアは、意外と冷静であった。
騒いでいるのは俺だけか。
すると。
「君達は、何もしなくて良いんだよ」
「そうそう。ただ、感じてくれれば良いんだ」
「君は、怒りを」
「君は、悲しみを」
「それぞれ感じてくれれば、勝手に瓶はいっぱいになる」
「七日間、ずっとね」
小人共は、交互にこう説明した。
それだけでも充分ムカつくが。
七日間…ずっと、だと?


