――――――…さて。
こちらは、キュレム・エフェメラル。
現在の状況を説明しよう。
俺は魔導師の家に生まれながら、生まれつき魔導適性を持たず。
家の中では、勉強するしか能のないポンコツ扱いをされていた。
が、そこに、弟に魔導適性アリとの通知があり。
家の中はお祭り騒ぎ、俺は一人蚊帳の外。
まるで、魔導師になれないのなら、何の価値もないと言わんばかり。
あれからも相変わらず、惰性で勉強だけは続け。
塾では褒めちぎられ、学校でも優等生ではあったが。
家の中では、まるでいない者のように扱われていた。
弟に魔導適性があると知るや、両親は弟に夢中。
小さい子供向けの魔導理論の本を持ってきては、親子仲良くお勉強会。
俺はそれを眺めながら、半額シールの貼られた菓子パンを齧る。
3割引シールから、とうとう半額シールに降格。
それどころか、弟の教育にご執心のあまり、俺の為の半額菓子パンを用意するのを忘れることもしばしば。
俺としては、内心腸煮え繰り返っていたが。
この身体の持ち主は、黙って見ているだけだった。
こちらは、キュレム・エフェメラル。
現在の状況を説明しよう。
俺は魔導師の家に生まれながら、生まれつき魔導適性を持たず。
家の中では、勉強するしか能のないポンコツ扱いをされていた。
が、そこに、弟に魔導適性アリとの通知があり。
家の中はお祭り騒ぎ、俺は一人蚊帳の外。
まるで、魔導師になれないのなら、何の価値もないと言わんばかり。
あれからも相変わらず、惰性で勉強だけは続け。
塾では褒めちぎられ、学校でも優等生ではあったが。
家の中では、まるでいない者のように扱われていた。
弟に魔導適性があると知るや、両親は弟に夢中。
小さい子供向けの魔導理論の本を持ってきては、親子仲良くお勉強会。
俺はそれを眺めながら、半額シールの貼られた菓子パンを齧る。
3割引シールから、とうとう半額シールに降格。
それどころか、弟の教育にご執心のあまり、俺の為の半額菓子パンを用意するのを忘れることもしばしば。
俺としては、内心腸煮え繰り返っていたが。
この身体の持ち主は、黙って見ているだけだった。

