…さて。
ようやく、二人きりになれたな。
異次元世界から帰還した直後も、一瞬だけ二人きりになる時間があったが。
すぐに横槍が入って、それどころじゃなくなったからな。
改めて。
「…おい、シルナ」
「何…?」
「お前、何を見たんだ?異次元世界で」
「…」
何故黙る。
「何か見たんだろ?ろくでもないもの…」
「それを言うなら…羽久こそ、何を見たの?」
おい。今は俺が尋ねてるんだろうが。
何はぐらかしてんだ。
まぁ良いだろう。俺も話してやるよ。
一方的に聞くのは、フェアじゃないからな。
「よく分からん、奴隷商会にいたよ」
「え」
「奴隷の子供を売ったり買ったり…。それも、そこのボスはシルナだった」
「え…!?」
な?信じられないだろう?
俺も、今でも信じられないよ。
でもそうだったんだよ。確かにこの目で見た。
「それはまたユニークな…いや、奇怪な世界に迷い込んだものだね…」
「全くだ。シルナのはずが全然シルナじゃなくて、気持ち悪かったよ」
今思い出しても気持ち悪い。
平気な顔して、子供を売買してさ。
処分とか言っちゃって、もう全然シルナじゃなかった。
本物のシルナは、自分の生徒を我が子のように可愛がってるもんなぁ。
売り飛ばすなんてとんでもない。
つくづく、意味分からん世界だった。
「平気で、人をモノみたいに扱っててさ…。俺に対しても、誰に対しても冷たくて残忍で…とてもシルナには見えなかった」
「…」
「だからまぁ…あれだよ」
俺は、医務室の天井を見上げながら言った。
「無事に帰ってきて、本物のシルナにまた会えて良かった。やっぱり、シルナはこのシルナじゃないとな」
あんなシルナもどき、気持ち悪くて、一緒にいられたもんじゃねぇよ。
「…そっか」
と、シルナはポツリと言った。
…意外と反応薄いな。
もう少し喜んでくれても良いんだぞ。
やっぱり疲れてるのか?天音に回復魔法かけてもらった方が良いんじゃないのか。
すると。
「私も、本物の羽久にまた会えて良かった」
シルナもまた、俺と同じことを言った。
ようやく、二人きりになれたな。
異次元世界から帰還した直後も、一瞬だけ二人きりになる時間があったが。
すぐに横槍が入って、それどころじゃなくなったからな。
改めて。
「…おい、シルナ」
「何…?」
「お前、何を見たんだ?異次元世界で」
「…」
何故黙る。
「何か見たんだろ?ろくでもないもの…」
「それを言うなら…羽久こそ、何を見たの?」
おい。今は俺が尋ねてるんだろうが。
何はぐらかしてんだ。
まぁ良いだろう。俺も話してやるよ。
一方的に聞くのは、フェアじゃないからな。
「よく分からん、奴隷商会にいたよ」
「え」
「奴隷の子供を売ったり買ったり…。それも、そこのボスはシルナだった」
「え…!?」
な?信じられないだろう?
俺も、今でも信じられないよ。
でもそうだったんだよ。確かにこの目で見た。
「それはまたユニークな…いや、奇怪な世界に迷い込んだものだね…」
「全くだ。シルナのはずが全然シルナじゃなくて、気持ち悪かったよ」
今思い出しても気持ち悪い。
平気な顔して、子供を売買してさ。
処分とか言っちゃって、もう全然シルナじゃなかった。
本物のシルナは、自分の生徒を我が子のように可愛がってるもんなぁ。
売り飛ばすなんてとんでもない。
つくづく、意味分からん世界だった。
「平気で、人をモノみたいに扱っててさ…。俺に対しても、誰に対しても冷たくて残忍で…とてもシルナには見えなかった」
「…」
「だからまぁ…あれだよ」
俺は、医務室の天井を見上げながら言った。
「無事に帰ってきて、本物のシルナにまた会えて良かった。やっぱり、シルナはこのシルナじゃないとな」
あんなシルナもどき、気持ち悪くて、一緒にいられたもんじゃねぇよ。
「…そっか」
と、シルナはポツリと言った。
…意外と反応薄いな。
もう少し喜んでくれても良いんだぞ。
やっぱり疲れてるのか?天音に回復魔法かけてもらった方が良いんじゃないのか。
すると。
「私も、本物の羽久にまた会えて良かった」
シルナもまた、俺と同じことを言った。

