賢者の石。
あらゆる魔を封じ込める力を持つ、魔封じの石。
俺の魔法も、シルナの魔法も、その効力のせいで…無効化されたっていうのか。
それなら、俺達の魔法が相殺された理由も分かる。
さっきのは、加減した一撃だったからな。
だが、それなら…。
「魔法を使わずに…直接殴り込む」
杖を使わず、そのまま直接肉弾戦に持ち込めば良い。
…と、思ったが。
賢者の石が、再び光り始めた。
…!?
「何だあれ…!?」
「…!まさか…」
まさか、って、どういう、
「羽久伏せて!」
「は!?」
俺は、シルナに半ば突き飛ばされるようにして、床に伏せた。
突き飛ばされながら、敵の持つ賢者の石が光を増し、レーザーのような光線をぶっ放してきた。
そのレーザーが、建物の壁を貫通していた。
「何だあれは!?」
俺は床に伏せながらそう叫んだ。
賢者の石から、なんか出たぞ?
「何で君が…その力を…」
シルナは俺の問いには答えず、呆然と謎の男を見つめていた。
まさか、シルナにも分からないのか…?
「賢者の石を渡せ」
再び、謎の男が言った。
「石さえ返せば、これ以上の手出しはしない。賢者の石を渡せ」
…こいつ…。
立ち上がった俺は、どう戦局を打開したものかと考えた。
まず前提として、魔法は通じない。
魔力を消耗してしまった今の俺達では、賢者の石の魔封じ効果を無力化するほどの、強力な魔法は使えない。
ならば…。
「シルナ…」
「…大丈夫だよ。私達がやることは変わらない」
シルナは正気を取り戻して、そう言った。
…分かったよ。
さっきまでの、くそったれな異次元世界と比べたら。
この程度の試練は、試練とも言えないレベルだからな。
あらゆる魔を封じ込める力を持つ、魔封じの石。
俺の魔法も、シルナの魔法も、その効力のせいで…無効化されたっていうのか。
それなら、俺達の魔法が相殺された理由も分かる。
さっきのは、加減した一撃だったからな。
だが、それなら…。
「魔法を使わずに…直接殴り込む」
杖を使わず、そのまま直接肉弾戦に持ち込めば良い。
…と、思ったが。
賢者の石が、再び光り始めた。
…!?
「何だあれ…!?」
「…!まさか…」
まさか、って、どういう、
「羽久伏せて!」
「は!?」
俺は、シルナに半ば突き飛ばされるようにして、床に伏せた。
突き飛ばされながら、敵の持つ賢者の石が光を増し、レーザーのような光線をぶっ放してきた。
そのレーザーが、建物の壁を貫通していた。
「何だあれは!?」
俺は床に伏せながらそう叫んだ。
賢者の石から、なんか出たぞ?
「何で君が…その力を…」
シルナは俺の問いには答えず、呆然と謎の男を見つめていた。
まさか、シルナにも分からないのか…?
「賢者の石を渡せ」
再び、謎の男が言った。
「石さえ返せば、これ以上の手出しはしない。賢者の石を渡せ」
…こいつ…。
立ち上がった俺は、どう戦局を打開したものかと考えた。
まず前提として、魔法は通じない。
魔力を消耗してしまった今の俺達では、賢者の石の魔封じ効果を無力化するほどの、強力な魔法は使えない。
ならば…。
「シルナ…」
「…大丈夫だよ。私達がやることは変わらない」
シルナは正気を取り戻して、そう言った。
…分かったよ。
さっきまでの、くそったれな異次元世界と比べたら。
この程度の試練は、試練とも言えないレベルだからな。

