…驚いたかな?
それとも、予測がついてた?
少なくともこの青年は、寝耳に水だったようで。
何も言えずに呆然としている。
うん、本当に申し訳ない。
でも、これが私の…。
狡猾な、イーニシュフェルトの里の生き残りである…シルナ・エインリーのやり方なんだ。
「そういうことにしておけば、いつか、君達みたいな魔導師排斥論者が釣れると思った」
完全に魔法を封じる石。
そんな魔法みたいな力があれば、魔導師排斥論者達は、こぞってその力を求めるだろう?
そして、こんな危険な力を手にしようとする、危険な魔導師排斥論者を野放しにはしておけない。
だから、これは撒き餌なんだ。
「偽の流言で、君達のような過激な魔導師排斥論者を釣る。釣れたところを捕らえる。簡単でしょう?」
「…お、お前…」
「何かな?」
言いたいことがあるなら、何でも聞いてあげるよ。
「お前…俺達を…騙したのか?」
何かと思ったら、そんなつまらないことか。
まぁ良いよ。何でも聞いてあげるつもりだったんだから。
「そうだね、騙したことになるね」
でも。
「先に私達を騙して異次元世界に陥れたのは、そっちでしょう?」
やってることは、私達、どっこいどっこいなんじゃないかな?
吐月君達は、騙されて魔法陣に足を踏み入れたんだし。
「お互い騙してた。これでイーブンだよ」
きっと今、私は。
酷く、残酷な笑みを浮かべているんだろうな。
でも何度も言うように、これがイーニシュフェルトの里の…いや。
私のやり方なんだよ。
「ふ、ふざけるな…ふざけるなぁっ!」
逆上した青年が、小型ナイフを振り上げて襲い掛かってきた。
おっと、危ない。
私はすらりと避けて、つんのめって倒れそうになった青年を、逆に支えてあげた。
「大丈夫?」
「っ!馬鹿にするなっ!」
あぁ、ごめんごめん。
「ごめんね、自慢の策を台無しにしちゃって」
「っ…!驕るな!」
それはどうも申し訳ない。
「突破法があったとしても、知っているのは貴様だけだ!他の者は…最初に捕らえた四人は、その突破法を知らないんだろう!」
おっと、そこに気づいたか。
確かに、その通りだね。
「そうだね、彼らは知らないだろう」
教えたことはないし、そもそも賢者の石の存在も知らないだろう。
「だったら、奴らだけでも…」
「それは無駄だよ」
「…!何故だ!」
何故って。
そんなの。
「彼らは皆…あの『人類史上最低の人間であるシルナ・エインリーに才能を見込まれた、優秀な手駒達』なんだから」
こんなちゃちな石ころ一つで、私の見込んだ優秀な手駒…もとい。
仲間達が、止められるはずがないでしょう?
それとも、予測がついてた?
少なくともこの青年は、寝耳に水だったようで。
何も言えずに呆然としている。
うん、本当に申し訳ない。
でも、これが私の…。
狡猾な、イーニシュフェルトの里の生き残りである…シルナ・エインリーのやり方なんだ。
「そういうことにしておけば、いつか、君達みたいな魔導師排斥論者が釣れると思った」
完全に魔法を封じる石。
そんな魔法みたいな力があれば、魔導師排斥論者達は、こぞってその力を求めるだろう?
そして、こんな危険な力を手にしようとする、危険な魔導師排斥論者を野放しにはしておけない。
だから、これは撒き餌なんだ。
「偽の流言で、君達のような過激な魔導師排斥論者を釣る。釣れたところを捕らえる。簡単でしょう?」
「…お、お前…」
「何かな?」
言いたいことがあるなら、何でも聞いてあげるよ。
「お前…俺達を…騙したのか?」
何かと思ったら、そんなつまらないことか。
まぁ良いよ。何でも聞いてあげるつもりだったんだから。
「そうだね、騙したことになるね」
でも。
「先に私達を騙して異次元世界に陥れたのは、そっちでしょう?」
やってることは、私達、どっこいどっこいなんじゃないかな?
吐月君達は、騙されて魔法陣に足を踏み入れたんだし。
「お互い騙してた。これでイーブンだよ」
きっと今、私は。
酷く、残酷な笑みを浮かべているんだろうな。
でも何度も言うように、これがイーニシュフェルトの里の…いや。
私のやり方なんだよ。
「ふ、ふざけるな…ふざけるなぁっ!」
逆上した青年が、小型ナイフを振り上げて襲い掛かってきた。
おっと、危ない。
私はすらりと避けて、つんのめって倒れそうになった青年を、逆に支えてあげた。
「大丈夫?」
「っ!馬鹿にするなっ!」
あぁ、ごめんごめん。
「ごめんね、自慢の策を台無しにしちゃって」
「っ…!驕るな!」
それはどうも申し訳ない。
「突破法があったとしても、知っているのは貴様だけだ!他の者は…最初に捕らえた四人は、その突破法を知らないんだろう!」
おっと、そこに気づいたか。
確かに、その通りだね。
「そうだね、彼らは知らないだろう」
教えたことはないし、そもそも賢者の石の存在も知らないだろう。
「だったら、奴らだけでも…」
「それは無駄だよ」
「…!何故だ!」
何故って。
そんなの。
「彼らは皆…あの『人類史上最低の人間であるシルナ・エインリーに才能を見込まれた、優秀な手駒達』なんだから」
こんなちゃちな石ころ一つで、私の見込んだ優秀な手駒…もとい。
仲間達が、止められるはずがないでしょう?

