俺は、一瞬考えた。
自分がどうしたら良いのか。
この世界が設定した役割に、従うべきなのか。抗うべきなのか。
…愚問だよな。
今の俺には、魔法が使えない。
抗ったところで、何が出来る。
魔封じの石の影響下にある世界で、俺に何が出来るというのだ。
俺のやるべきことは、一つ。
魔封じの石の持ち主を見つけ、そいつをぶっ飛ばすことだ。
目の前にいる、この哀れな子供達を救うことではない。
目的を見失うな。
…その為に、目の前の子供達を見捨てるのか?
そうだ。見捨てる。
俺は、シルナを助ける。
それ以外は知らない。非情と言われようが。
何処にいようと俺は、ルーデュニア聖王国聖魔騎士団、魔導部隊特務隊隊長。
羽久・グラスフィアだ。
「早く連れてきてよ。会長が待ってるよ」
「…あぁ。分かった」
俺は、片手に持っている鍵束を握り締めた。
俺には、奴隷の選別なんて出来ない。良し悪しなんて分からない。
だから、手近にいた、出来るだけ健康そうな子供を六人選んだ。
俺に腕を掴まれた子供達は、恐怖半分。
…もう半分は、憎しみの目で俺を見た。
俺は、その視線を見なかったことにした。
自分がどうしたら良いのか。
この世界が設定した役割に、従うべきなのか。抗うべきなのか。
…愚問だよな。
今の俺には、魔法が使えない。
抗ったところで、何が出来る。
魔封じの石の影響下にある世界で、俺に何が出来るというのだ。
俺のやるべきことは、一つ。
魔封じの石の持ち主を見つけ、そいつをぶっ飛ばすことだ。
目の前にいる、この哀れな子供達を救うことではない。
目的を見失うな。
…その為に、目の前の子供達を見捨てるのか?
そうだ。見捨てる。
俺は、シルナを助ける。
それ以外は知らない。非情と言われようが。
何処にいようと俺は、ルーデュニア聖王国聖魔騎士団、魔導部隊特務隊隊長。
羽久・グラスフィアだ。
「早く連れてきてよ。会長が待ってるよ」
「…あぁ。分かった」
俺は、片手に持っている鍵束を握り締めた。
俺には、奴隷の選別なんて出来ない。良し悪しなんて分からない。
だから、手近にいた、出来るだけ健康そうな子供を六人選んだ。
俺に腕を掴まれた子供達は、恐怖半分。
…もう半分は、憎しみの目で俺を見た。
俺は、その視線を見なかったことにした。

